調教帰りの逍遥馬道で

調教から競馬を見ていますRSS

にほんブログ村 競馬ブログ
ランキング投票ボタン http://meuple.blog3.fc2.com/

QRコード

QRコード

NOTICE

スポンサーサイト

--/--/-- --:-- スポンサー広告
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

↑「拍手」が励みになりますので、よかったらお願いします m(_ _)m
《Trackback(-)》 【Comment(-)】 Trackback URL http://meuple.blog3.fc2.com/tb.php/

〔天皇賞・春〕孤立のオルフェーヴル(2)

2012/05/05 12:37 「競走馬」個論 [オルフェーヴル 天皇賞 調教再審査 ]

さて、オルフェーヴルは、春の天皇賞に向けて どのような調教を消化してきたのか。 そこについて 述べたいと思います。 ただ、調教に不慣れな方にも 判ってもらえるようにしたいので、或る意味 言及するのは限られた範囲になります。

調教とは(自称?プロでも 人により見方はマチマチで 理解能力も ピンキリあるぐらい) 判断が難しい世界でありますし、 ましてや現場に行った訳でもないので、一ファンの妄想虚言ではあるのですが、そこを敢えて書いていきます。

そもそも 関係者や競馬記者にさえ、調教が判ってないような人も普通に居るぐらいですし、 たとえ 判っていても 厩舎村の人間が公に話したり著したりすることは、まず あり得ないのです。 ならば、知ったかぶりのファンが 過ち覚悟で仮説を述べるしかないのです。


では、先の阪神大賞典のあと、天皇賞に向けての調教を追ってみます。

阪神大賞典で走ったのが 3月18日。 調教欄に時計が載り始めたのが4月5日で、天皇賞の3週間前です。 これに関しては 菊花賞などと同じで、 日程的には既定路線です。

そして、坂路で13秒台をちょこっと出した後、 強い追い切りが行なわれるのも、それは変わりありません。 これは 動きの確認と準備運動のようなものと言えます。

さて、ここからです。

菊花賞などでは ここから 坂路12秒台を保って息作りをしています。 確かに強めではあるけども、息切れするようなトップギアに入れるのではなく、 長く走れる粘りを生む調教といえば良いでしょうか。

天皇賞では、これが栗東Eコース。そうです、ここで調教再審査となりました。

一部では、このダートコースでの調教が原因との見方がありますが、 私は 直ちに これが原因とは思っていません。 私は某調教予想家と違い、基本 調教コースが絶対的条件とは 本来 思っていません。 (走法などで影響がある場合などありますが・・)

この栗東Eダートで、 6Fを 75.8秒,4F 48.0秒で駆け抜けています。 わかり易い様に、ラップにしてみましょう。

15.5→13.3→12.4→11.7×2→12.2 [馬なり]

途中の×2とは、終い2F-3F部分の個別ラップが不明のため、このような表記にしました。

これは 重要な部分で、今回の調整失敗の主点といってもいいでしょう。

栗東ダートを、12秒を切るスピードですよね。しかも この周回部は最内の場合の時計ですから、 馬場中央を通ったオルフェーヴルは、ダートで 実質 11秒に近い数字を出しているわけです。 これは 芝に換算すれば、10秒台の数字に匹敵するかもしれません。 (4F→1Fは周回部のため、実際には数字より速い。あと、Eコースは確か ラスト1Fは登り勾配だったと思うので、ここまで 長く走ったうえに馬なりで勾配に掛かれば 多少の減速は おかしくないし、それでも速い。)

オルフェーヴルほどの実力馬なら、こんな追い切り時計なんか 出しても当たり前じゃないのか?という見方もあるでしょう。 ただ、私は 始めに 「13秒台の時計をちょこっと出してから・・・」「菊花賞などでは ここから12秒台の時計で 息作りをする」とわざわざ述べたわけが ここであるわけです。

13秒で準備運動 → 12秒台で息を作る のが既定の路線です。 坂路で2Fの12秒台で臨むのが 菊花賞や有馬記念でした。 勾配や路質で負荷があるにせよ、それでも2Fです。

このときの調教再審査の栗東Eコースは、実質 11秒台を 4Fぐらい走っちゃっているのです。 直前が 13秒台のちょろっとした運動ですから、ここでは 質も量も いきなり過ぎるのです。

育成牧場で 或る程度仕上げられた・・・と仰る方もあるかもしれませんが、 それなら 5日や9日の調教は もっと濃密に出来るはずだし、 実際に やっていないということからして、もし出来るはずのそれをやっていないのであれば、 手順を踏んでないのですから、調教の組み立てがおかしいのです。

こういう場合、コンディションを崩すということがよく起きます。

極端に例えれば、朝起きたばかりなのに、猛ダッシュを限界までやっちゃったような感じです。 そんなことをしたら、足の筋を痛めたり、食べたものを吐き戻したり、心臓が痙攣したり、 様々な危険要素を孕みます。 今回、それと似たようなことが起きたと思います。馬によっては、精神的な悪影響も考えられます。

深刻な影響までは無かったかもしれませんが、それでも中間に 本来 出しているはずの 57秒以速の坂路時計も出せていません。 (栗東坂路 59.8)

このあとの2週間、強めの坂路調教を2本 消化します。 ここで、 或る程度の影響を見て取れるのです。

  • [菊花賞] 12.1-12.2/12.4-12.3
  • [有馬記念] 12.7-12.2 / 12.1-12.3
  • [天皇賞] 12.6-12.4 / 12.8-12.2

天皇賞では 12秒台前半で2Fの時計が出せていません。 最後の追い切りの最後の時計こそ 一応 形を付けていますが、 菊花賞の 12.2-12.2 や 有馬記念の 12.1-12.3 に比べると、 天皇賞の 12.6-12.4 とか 12.8-12.2 止まりというのは 明らかに価値が落ちます。

調教過程の時点で、すでに異変は起きていた、調整に問題が起きていた可能性というのが、 こういうことからも言えるのではないかと思います。


蛇足

言うまでも無く、馬に責任があるわけがありません。 それは人間に責任があると私は思うのです。 そこに悪気が有ろうが無かろうが、陣営に責任は生じるのは当たり前のことです。 この世の中 どこまで「悪気が無いから」で済むというのでしょうか。

ましてや 我ら 競馬ファンが 馬券にお金を投じ、そのお金で食べている人種なのです。 そして 結果として 能力以前の惨敗を喫しているのです。 陣営に対して、批判や疑問提起 (あと、ささやかな罵声くらいは?) あってもいいでしょう。

もの言えぬ 競走馬 だからこそ、安易に馬の気性のせいにしたり、門前払いのように 「馬は生き物だから・・」なんていうのは、 それこそオルフェーヴルに失礼だと思うし、物言えぬ競走馬に対する侮蔑だと思います。

もし仮に、、「阪神大賞典の例の場面が、馬のせいだと言い訳していなかったら・・?」 調教再審査も避けられ、今回のような異例の調整過程にしなくて済んだかもしれません。 あれは本当に馬のせいだったのでしょうか?

関係者や厩舎関係者ばかりではなく、競馬マスコミや解説者までが 陣営の批判も尻込みしている環境こそ、 競馬の見方が深まらない、また競馬を腐らせる一因になっていると思います。 (その点、競馬への愛を振りまきながら、陣営を批判できる 柏木集保 さんを 今の競馬界で最も尊敬しますね。)

こういうことを書くと、「オマエは馬券で負けたから・・・」という陰口があるかもしれませんが、 今回の天皇賞は 馬券を一切 買っておりません。

関連記事

↑「拍手」が励みになりますので、よかったらお願いします m(_ _)m
Trackback(0)》 【Comment(0)Trackback URL http://meuple.blog3.fc2.com/tb.php/827-35959850

[コメントの投稿] 〔天皇賞・春〕孤立のオルフェーヴル(2)




≪運営者だけに伝えたい時は ここにチェック

SUBMIT:
★パスワードを設定しない場合、投稿後の修正ができなくなります。

←Index Page ↑Page Head↑ * Page Bottom *

VOTE

にほんブログ村 競馬ブログ 調教理論へ にほんブログ村 競馬ブログ 追い切り重視へ blogram投票ボタン

WORD SEACHER

RECENT ENTRIES

「馬」グッズを探すなら▼
調教帰りの逍遥馬道で
「馬」グッズを探してみる
・・・のページへ

BOOKMARKS

RELICS OF MEUPLE

PROFILE

ミュープル

  • このブログの運営人は、「調教で馬の調子が判る気になれる」という特異な能力(?)を武器にした(痛い)執筆活動をしています。


COMMENTS

CATEGORY

MIPUL's WORDS

弁解の
うまい人間
はずれっぷりの
いい人間

TRACKBACKS

LINKS


Powered By FC2ブログ

ARCHIVES

記事 全項目表示
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。