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空白の宿題 …イプラトロピウム事件の一推察

2007/06/14 02:12 ディープインパクト論

なぞなぞ・・ でーぷ いぷら ってなぁに?


う~んと、、、、

≪イプラトロピウム事件~私が想像していること≫

私のディープインパクト論には残されたままの宿題がありました。 それは例の薬物騒動のことです。ウオッカの凱旋門賞の前に 私なりの考えを こういう形で残してみました。

注意。あくまで 以下は 私の脳内ノートです。事実かどうかは知りません。(6/17,7/09-10 一部修正加筆; 7/19 註記追加)

(付記・・・なお、イプラ事件の終結宣言とも示談書とも言える 日本JRAとフランスGallopの共同文書は、『ディープ薬物調査結果を読んで』に載せてあります。

◆咳の原因は?

アレルギー性の咳。環境の変化、気候の変化、厩舎の環境が栗東よりも悪い状態であったことが重合した。

風邪感冒によるものではない。(もし感冒で8日間以上まで咳が続くほどのものなら 病状として軽いものであったとはいえない。そんな病状で担当者が8日間も手をこまねいて 放置することはありえない。周辺の様子を見ていると重度の感冒を発症した気配が無い)

また、既往症の喉鳴りに対しての薬物との説もあるが、それだと認定する状況は見つからなかった。 (7/09 註記・・・ これは状況証拠が見つからなかっただけのことで、この説はまだ否定しきれていない)

◆イプラトロピウムは誰が処方した?

フランスでは当国の獣医しか診察処方できないルールがあるため、フランス人獣医を頼った。この獣医が 競走馬を診察する手腕 にどれだけのものがあったのか、興味深いところである。

このフランス人獣医の当薬の処方は形式的で、実際に処方内容を提示したのは 日本陣営側ではないか?という疑いもまだ残る。

JRAの薬物検査の対象となっていないこの薬は、薬物検査を気にしなくて済む気軽に使える薬として 日本国内で過去にも使用されていたとという疑念が消えないからだ。

それは総て、池江調教師の息子の「不法な薬物使用歴(とJRAの秘密裏な処理)」という過去があるためである。

◆いつまで使用したのか

「筋肉増強剤や興奮剤などならともかく、よもやイプラトロピウムなんぞ検査していないだろう」という国内の延長上の甘い認識があった。 咳の止まないディープインパクトを思いやるがゆえに、前日もしくは当日まで処方したのだろう。

他の馬の薬物検出事件の影響(英国G1 コロネーションステークスで優勝したナニーナのA検体から イプラトロピウムの陽性反応が出た一件)で、イプラトロピウムという薬物に関して フランス側が意識していたことは、或る意味 神のイタズラかもしれない。

一部で誤解があることだが、処方は(形式的でも)フランス側の獣医であっても、治療行為は日本側の厩務員と獣医が行なっていたことは改めて記しておく(このことは共同文書に記述されている)

◆問題点は?

当事者は 症状緩和が主目的であったかもしれないが、運動能力の保証(気管収縮の抑制)(副次的効果として興奮剤としての効果も言われている)などの効果がある以上、本来は どんな理由で在れ、気管支拡張剤は(競走時に効果が残存するという範囲で)禁止薬物にされるべき代物である。 (現に、JRAは「イプラトロピウムは競走能力に影響する」と公式に発言し、2008年からの禁止薬物として指定を受けた)

禁止薬物(フランスの場合は 当日に人為的で非自然的な あらゆる化学物質が禁止薬物となる)と判っていて(競走能力に作用の有る薬を)使用したのであれば、厳しく言えば、ドーピングと言われても仕方ない行動である。

問題は、「従来から JRAも厩舎も曖昧なぁなぁになっていた意識状態であった」こと。

JRAでは、禁止薬物以外の薬物(イプラのように)がまかり通り、 禁止薬物が特例で認められてしまう(病気治療なら通る⇒獣医が偽りの診断書を作成する⇒公然と薬物投与が可能)ような偽装工作が可能で、 さらには 不正な薬物使用が発覚しても それを内々に処理してしまう(池江調教師の息子の管理馬の例)のだから、 JRAに禁止薬物を見つけ出す精度は誇れても、薬物防止を働きかけてはいても、「実際に検出された場合の危機管理や責任ある事態収拾力、その情報公開」というのは あんまり信用できないということなのである。

今回の件で JRAが恐れていたのは、この点が広く知れることであった。それで公正競馬の看板が大きく汚れることを恐れていた。

鉄壁の様で居て 穴だらけの 嘘が通る薬物検査体制というものを、賢く想像力がある競馬ファンは感じ取ったものの、一般的にはフランスという異国のせい(環境の差異 規則の差異による不運な事件)に出来たし、日本の薬物検査体制も「たまたまイプラトロピウムという薬物を 主催者と検査機関は認識していなかっただけのこと。」という浅い傷口で済んだ。

結局、矛先が、「JRAの薬物取締りの甘い体制(隠密裏に処理する体制)」よりか、「不運なディープインパクトと、愚かな陣営」という向きに収まりが付いたのは、JRAも安堵したところもあると思う。

◆池江調教師は 関わっていたか?知っていたのか?

池江調教師は 実はあんまり調教実務に関わっていなかったようだ。 スタッフや息子の助言に任せていたため、「咳き込んでいた」「薬を与えている」のような以上の詳しいことは関知していなかった。

だから騒動の当初では 「スタッフを信じている」と大見得を切っていたのである。 フランスの禁止薬物の事情も知らない 不勉強なお爺さんであったようだ。

◆発覚後のGallopは?

ともかく厄介なことになったと思った。 せっかく斜陽に差し掛かっていた凱旋門賞が世界的競走へと新たなステージで活性化していた喜びもつかのま、この薬物検出。 このままでは、ドバイ馬薬物検出失格に続いてのこともあり、フランス陰謀説が噴出する機運が想定される。

薬物検出は曲げられない。ただフランス競馬の陰謀説だけは困る。 ただ、理由とかはどうでもいい。薬物失格以上のことは望んでいない。 たかだか3着馬だし、たとえ究明して さらになんらかの悪質な部分が解明できたとしても、フランス側に利が無い。

このままフランス側がJRAと険悪な状況で終結に向かうと、「フランスでは、有力な外国馬に対して薬物の策略をやらかす」という疑惑が世界的な評判となる恐れがあって、フランス側は強い態度に出られないのであった。

むしろ このディープ参戦による盛り上がりに手応えを感じたフランスGallopとしては、喧嘩することよりも、今後も凱旋門賞挑戦などでフランス競馬への貢献してくれることの方が利益になるところであった。

そこで、妥協に動いた。 真相究明に力を注がないで、 日本側の提示してきたストーリーを実質的に追認することにする (ただ日本側のストーリーが真実であるとは、フランス側はプライドにかけて 絶対に言いたくない。 それがあの共同文書の文体に現れている)

留意すべきことは、今回のイプラ事件騒動には フランス側にも弱みがあるということ。だから穏便に済ませることが最善手であったのである。

◆発覚後のJRAは?

ここから池江厩舎の代理人・弁護人として交渉に動いた。 ともかく「ディープインパクトの名誉」「日本競馬の名誉」であり、願わくば もみ消しとJRAは思った。それは無理な願いなわけだが。

ともかく「とにかく穏便に済ませる」ことで双方が一致し、日本側は「ディープ神話を守る」ために、「犯意性」「故意」を薄めるべく「事故としての薬物検出」という流れに沿った具体的なストーリー作りに動いた。

そこで出てきたのが共同文書であり、これは いわば日仏の「示談書」である。 普通に考えれば、フランス競馬で日本の一厩舎が起こした事態に、JRAが絡んだ共同文書という存在自体が違和感が起きるものである。

日仏共同文書に 明らかな嘘は書かなくても 都合の良い事実関係を都合よく並べて、読んだ側に誤解を誘発するような形になっている疑いをもって読むべきである。

結果としてGallopは、競馬施行者の責務として、競走馬と調教師に対して 失格裁定と罰金刑を申し渡した。

その両者の交渉の形として「第三者からの薬物を投与は起き得ない状況であった・・・と言う日仏双方(文面上はそれぞれの関係厩舎)からの申し立て」という一文が共同文書内に出来た。それは「フランス陰謀説は決して在り得ない ということを日本側に保障してもらう」という念書とも読み取れる。

◆馬主は・・・

とにかくディープインパクトの相場が下がる事件だけに、世間に発覚するまえに 引退後のシンジケートを固めた。 それが突如としての引退宣言となった。

乱暴な例えをすると、インサイダー取引で暴落株の売りぬけを図った形に近い。

◆その後・・・

日仏共同文書を、JRAはその後の国内会見で勝手に都合よく曲げることによって、日本側ストーリーに沿った形に誤解させるような語句を並べ、国内的な解決を図った。(それには某競馬評論家もJRAの意向を汲んで動いた。)

よって、「風邪の治療の中で起きてしまった 超偶発的な事故(とファンは勝手に受け取った)」として 人間誰も傷の付かない形で一応の沈静化を見た。・・・っていうか、「ディープが勝手に暴れて、勝手に寝藁を喰った」なんて決め付けられちゃって ディープは傷ついているかもしれないけど(笑)

ただ、JRAも これだけ体面などを傷つけられ、薬物検出騒動の責任を誰かに取らせねば気がすまない。何らかの処罰をしないと「禁止薬物に対する姿勢」を疑われる。

ただ厩舎スタッフに重大な処罰を課すと、以後の国内出走(ディープ神話の再興興業)や騒動の再燃など色々と厄介なことになる。

そこで日本人獣医に 調教師への(フランスによる)処罰以上?のものを課した。或る意味 JRAの薬物防止キャンペーンのパフォーマンスのためのスケープゴートかもしれない。

◆私なりの結論

JRAは検査の体制は素晴らしいかもしれないが、運用する主催者に 審判者としての気概も自負も無く、本気で薬物防止に努める気は無かった。公正競馬の重い看板を畏れ、不正行為に事なかれ主義の意識のままで対応していた報いが、象徴的に現れた事件だと思う。

まだまだ謎の残る事件であるが、私の推測をここに残してみた。

追記⇒『空白の宿題 外記』も 暇なときにどうぞ。(これまた駄文長文なので・・・)


・・・やっぱ、わかんな~い♪



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[Comments]空白の宿題 …イプラトロピウム事件の一推察 投稿欄

165 ★ みぷる さん…URL @ 2007/06/17 11:24 [編集]
史上最強と言い切れないもどかしさ
◆じゃんぽけ さん へ

>ディープの走りは「速い」ですね決して「強い」ではない

私も それ すっごく判ります。同感です。
(『ディープインパクト考察(おまけ) ~彼を「最強馬」とは言いたくない』で そこの気持ちを書いてます)

単純に「勝つ=強い」 「格の高い競走での勝利の頻度が高い=最強馬」ということなら、競走馬のレーティング的な評価としては「強い」っていう理屈なんだろうけど、

最後の直線で叩き合いになった 3歳の有馬記念と凱旋門賞は、(敗因がどうであれ)どっちもが敗退していますからね・・・。

「捲くりで外をスイスイと駆け抜ける展開じゃないと勝てなかった」
その疑いを 最後までとうとう払拭できなかった。
そして、「負けた2戦=直線の競り合いで負けた2戦」が完璧に適合する戦績。

「最強馬」の単語の中の「強さ」には、「楽して(楽に)勝つ」ではなく「苦しんで(苦難苦境を乗り超えて)勝つ」というものを 自然と求めています。

そういう言葉のイメージからすると、過去の名馬最強馬候補を差し置いての「最強馬」って言うのには抵抗が生まれる馬ですよね。

コメント、ありがとうです♪
164 ★ じゃんぽけ さん…URL @ 2007/06/16 00:24 [編集]
僕でよかったら
ディープの走りは「速い」ですね決して「強い」ではない
例を挙げるなら「速い」デュランダル,スイープトウショウ「強い」クロフネ,キングカメハメハ。シンボリクリスエス,
なんのこっちゃわからないと思いますが,僕の感覚なんでゴメンなさい。たらればですが歴代の最強馬達でレースをしたらどんな距離,コースでもディープは勝てないと思います。
ディープは一度も「強い」レースをしてくれなかった。

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