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ディープインパクト考察(おまけ)~彼を「最強馬」とは言いたくない

2006/12/28 00:09 ディープインパクト論

さ~て、私のディープ勝手論も、これで最後となるのでしょうか。 最後に 頭の中で(おり)のように残ったままの まだ記していない考えなどを書いてみます。 「考察」ていうよりかは、「稚拙な雑感」ですね


『ディープインパクト』の有馬記念で千秋楽となりました。 それは色々な意味での「予測通りの競馬」で、安堵と調和のフィナーレ。

ここでは過去のような「ディープの凄さ」を改めて綴ることは 止めておくことにして、 私が別に感じたこと 敢えてアンチディープ的な要素を書いてみることにします。

別次元の走りで 別の競馬をしていた馬

レース前半では、ゲートも難なく自然に出て、気負うことも無く 馬群を後方から追走し、 後半で武豊が「もう我慢しなくていいよ」と合図を送ると 馬ナリで馬群を交わして行く。 そして直線で「飛んだ」・・・・ この2006年の有馬記念は おそらく「武豊が最も理想としていたディープインパクトのレース」であったと思います。

でも、私は思いました。 最後まで「触れず、挑まず、邪魔をせず」のレースであったなと。 いつもの通り、ディープインパクトは 他の13頭とは 別のコースで競馬をしてきただけだったのですから。

彼は 日本の優しさ(甘さ)に包まれていた

凱旋門賞の敗戦を 「秋の一夜の悪夢」とか「忘れたい記憶」とか「あれは何かの間違い」とか、 そういう想いのファンは 多いのかもしれません。 ただ、私は今年の有馬記念を見た後、それは間違った認識ではないか?と思うようになりました。 あれは「たまたま不運にも負けた」わけではなくて、「ディープインパクトが負ける時 そのものであった」と。

ゴールを駆け抜ける時計を競う「競馬」では 無敵と言うほどのディープインパクト。

武豊が抑えを解いてからの快速は 別次元の走りを見せる馬に変貌し、 だからこそ、馬群を捲くって勝つという芸当で連戦連勝の馬でした。

若干のディープ狂である私は、「歴代最高の競走馬」と言う点は納得します

けれども、「ディープは最強馬」と言うのには ちょっと違和感を覚えるのです。 若干のディープ狂である私が「近年で歴代最高の競走馬」と言うのは納得できても、 「歴代最強馬」となると どこか違和感を覚えるのです。

ディープインパクトという馬は、 馬群に揉まれてみたり 馬群を割ったりして 勝利する馬ではなかったし、 叩き合いで競り勝つような強さでは ありませんでした。

言うまでも無く、「馬体を擦る 当てる」「包囲する」「外に追いやる」なんて熾烈な状況に出会わなかった。 涼しい顔して スイスイと追い抜いていって、疾風の如く スーッと駆け抜けて行ってしまう…

これは、当初からディープインパクト考察(1)で、 そういう不安定要素を防ぐ「大外捲くりの持つ安定性」として述べていた私なわけで、そういう馬だとは百も承知の助ではあります。

そんな中で「そんなディープインパクトをどうすれば負かせるのか?」ということを示したのが、 有馬記念ハーツクライを繰るクリフトフ=ルメールであり、あの凱旋門賞のファーブル厩舎です。

ルメールは、「ハーツクライの先行策」と採ることによって、ディープインパクトに無い利点(先行有利)を大いに活かし、(ディープに調子の問題が在ったにせよ)その差で競り勝ちました。

ファーブル厩舎は、「ディープインパクトの気性」という最大の懸念を シロッコによって揺さぶりかけ、 さらにハリケーンラン煽り(あおり)続けて 長い捲くり脚を浪費させてしまう・・・という念入りな作戦でした。(このあたりは『ディープインパクト凱旋門賞(3)ファーブル厩舎のカミカゼ作戦』『(4)幻惑の中の消耗戦』で書いてます)

ディープインパクトにとって、「馬と馬の戦い」「(しのぎ)を削るような戦い」を強いられたのは、あの凱旋門賞だけだったのかもしれません。 そのような包囲網の中の消耗戦で敗れたままで、再び いつもの「追い越し車線の追い越し競馬」のまま、海外で雪辱を期すことも無く、そのまま終わる…

それは「捲くりの安全性から 離れた展開で 勝利する姿が見られなかった」…というだけでなく、 「後方からの捲くりで無いと勝てない馬」という説を、凱旋門賞が示してしまったままで終わることであります。

また、「ディープインパクトが飛びぬけた能力」と「日本では 誰も悪役に成ろうとしなかった(居たとしてもルメールくらいか)」ゆえに、 それは「ライバルが存在しない」「勝たせてもらった」「最強馬論の候補の中では優遇されていた」という要素は否めないのであります。

これは競馬であるのだから、とにかくゴールに最先着すれば「勝ち」なわけで、 何も 鼻面を並べて叩きあいする必要も無いのですが。。

ただ 他の有力どころの陣営・騎手らに、戦う気概も無い 負かそうとする工夫も無い…(横山典とかルメールとかは 面白くしてくれたから、無いと言うのは言いすぎかな)。 それと「ディープ3冠達成の巨大な期待」、「凱旋門賞 薬物失格から失地回復、その引退の花道を願う巨大な期待」に包まれたディープインパクト。 (少なくとも 一人二人の騎手以外は 雁首そろえて)いつまで経っても 引き立て役さえ務まらないのですから、 ディープインパクトは 生暖かい甘い舞台ばかり与えられていた…といわれても致し方ありません。

そんな競馬が続くと、 「ディープの強さと同調して 勝利の官能に酔う」ことは楽しいと感じる人が多いとしても、 「ディープ競馬の予定調和なマンネリ競馬」に苦痛を感じた人も居ると思うのです。 私からすると、「ディープインパクト時代」の終盤は、冷静に双方が見えていました。

これでディープインパクトは競走馬を引退したわけですが、ほんとに寂しいですね。 それは 稀有な競走馬とリアルタイムに過ごしてきた2年間が終わるという 空虚感だけではありません。 ディープ信者にとっては、ディープインパクトが「最強馬としての一要素に欠落した証であり、そしてそれは(凱旋門賞のあと永遠に)覆す機会が与えられない」ことでもあります。(たとえ現役続行したとしても、凱旋門賞のこともあって、日本国内で 後方からの捲くりのスタイルは 不変のままでしょう)

ディープインパクトには、 素晴らしい走りを見せたレースは 幾つも有ったけれども、 素晴らしい名勝負で勝ったことは 一つも無かった …極論すれば この一言では無いでしょうか。 (ま、これは言い過ぎですが…)

私にとっては「ディープインパクトは 最強に非ず(あらず)、最高の馬であった」と。


付記

2006年有馬記念スウィフトカレントレイルリンクの再現で「棚から牡丹餅」を狙っていたとしても、棚を揺さぶるシロッコハリケーンランのような悪役が現れない以上、牡丹餅は落ちてこないのです。

2005年菊花賞アドマイヤジャパンの大逃げは、挑戦状を一応は出したと言えるかもしれませんが、 (隙さえあれば負かそうとする積極性は評価しますけど)それにしたって 菊花賞ディープインパクトが自殺的な失点(異常な引っ掛かり)が起きたことぐらいで、誰も封じに行かなかったままの競馬だったのですから、 やっぱりオコボレ頂戴的な要素で終わってしまった…という見方も出来るわけです。

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[Comments]ディープインパクト考察(おまけ)~彼を「最強馬」とは言いたくない 投稿欄

247 ★ さん @ 2015/05/21 19:43 [編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
152 ★ ミュープル(書いた主) さん…URL @ 2006/12/28 01:10 [編集]
恥ずかしいもんを書いてもうた
頭の中の残りを一気に書き上げてアップしてみたものの、いつも以上に 恥ずかしいこと書いたものだなぁ…(冷汗)
ま、頭の中のディープ的ガラクタを 年末の大掃除したエントリーって感じですね。へへへ。

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