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ディープインパクト凱旋門賞(2)武豊が信じている飛ぶための「ギア」

2006/10/18 18:50 ディープインパクト論

半月も経っていながら 凱旋門の映像を振り返って、敗因がどうやこうや勝手な理屈を並べている 変わり者のブログです。

あまり まとまりきれていないのですが、時期遅れもひどいのも困るので、前倒しで見切り発車します。

偉そうに書いてますけど、あくまで一競馬ファンの私の勝手な理屈ですから…、そこはご理解ください。


重要参考人 武豊騎手の証言より

武豊の競走後のコメント ・・・ただ、直線を向いてからハミをグッと取らなかったですね。 いい走りはしていましたが、ギアが一段上がらなかったという感じです。 馬の状態は良かったけれども、何か難しい問題があったのかもしれません。・・・

これが、レースのディープインパクトを最もよく知る人物の証言です。 ディープインパクトの敗因を考える上で、この武豊騎手がしばしば表現に使う「ギア」という彼の用語を考えなくてはいけません。

これは面白みに欠ける話なわけですが、この「飛ぶためのギア」を踏まえておかないと 、ディープインパクトが「飛ばなかった理由」が説明しづらくなります。

そこで今回は、「ギア」について私見を 述べてみたいと思います。

馬に「ギア」はあるのか

さて、この「ギア」の本来の意味ですが、 自転車や自動車のギア(チェンジ)に比喩したものであることは 言うまでもないでしょう。

そこで「馬の走りにギアなんてあるのか?」ということです。 馬は歯車で動いているんじゃないぞ…なんて嘲笑があるかもしれません。

実は、私たち人間にも ギアのようなものがあります。

まず、「緩い歩き」モードがあり、そして「早歩き」モードがあります。 「緩い歩き」から「早歩き」は 意識して 意思のスイッチとフォーム(重心を前に移動させる)を変えることによって移行します。

さらに早くしようとすると、「緩い走り(ジョギング)」となり、フォームは完全に切り替わります。 そしてもう一段階あげると「走り(ランニング)」、 そこからさらに上にするには ハッキリと意識的に無酸素運動にモードを変えて「駆け(ダッシュ)」

このように、生物の走行には、階差的なものがあり、モードのようなものがあることは、 別に奇天烈な話でもありません。

また、馬にも 種類があります。「速歩」「襲歩」 と日本語(漢語?)で記述されることもあれば、、 それらは「ダク」とか「キャンター」とか「ギャロップ」と横文字で表現されることもあります。

それらは説明しても判りづらいので、馬の歩くときや走るときの音を表現してみましょう。

  • 「パカポコ パカポコ パカポコ♪」
  • 「パッコッ パッコッ パッコッ ♪」
  • 「パカラッ パカラッ パカラッ♪」
  • 「ダダダダ ダダダダ ダダダダ!」
…ほら、こうすると 詳しい理屈は判らくても、 馬の走りには、速さと関連した段階が幾つか存在するということに充分 納得できると思います。

しかし、武豊の表現する「ギア」は、こういうこととは違うかもしれませんが、 ここで言いたいのは、ディープに限らず、私たち 動物には「走りに段階(幾つかのギア)があることは自然なこと」ということです。

手前を切り替える

ほかにもギアチェンジの構成要素になるのが、この手前の切り替えです。

凱旋門賞のレースでも、ディープインパクトはゴール直前で手前を切り替えて、一時 レイルリンクを差し返そうとしています。

使い古した手前から、逆側の回復した手前に切り替えると、スピードがグンとあがって見えます。

ディープには3つのギアがある?

ディープインパクトのレースを思い返してみましょう。

ディープインパクトのレースを見ていると、大きく3つの速度の段階を感じます。

「普通に馬群後方で追走するとき」、「手綱を緩められ 捲くりに入ったとき」、「直線で 速度全開にしたとき」、この3つ。 人間で言えば、ジョギング、ランニング(助走)、ダッシュ…というところでしょうか。

この馬が凄いのは、この2速目に入った途端に「スーーーッ!」と流れるように見事に捲くるところ。 ここが観客も「ゥゥァアアー!」と盛り上がる このスター性なのですが。

そして最後のギアに入れると、「ウォンウォン」と唸りを上げるような凄まじいスピードに入ります。

ディープインパクト考察(1)で述べたように、ディープインパクトの凄いところは 2速目と3速目が共に優れている点。 切れ味だけなら他にも優れた馬はいるのですが、ディープインパクトは とくに2速目の性能が目立っていて、これが捲くり戦法の底力でもあります。

最高速のギアに入れるには

さて問題は、最高速のギアが入るかどうか、それはどこで決まるのか?という点です。

私なりの答えをごく簡単に言ってしまえば、状態が良好で、それまで無理のない走りをしていることです。

たとえば私たちが、マラソンをしていて ラストスパートを掛けようとしたとしましょう。

もし スタミナが残っていたとしても、そのときオーバーペースで息も絶え絶えの状態であったら、ラストスパートは まず掛かりません。

また 下り坂などで 脚のスピードが自分の制御範囲以上の動きをしてしまっていたら、スパートは難しいでしょう。

もちろん体調不良で代謝機能が完璧でない状態ならば、理想とする高速度の運動は難しいでしょう。

さらに、実際のマラソンレースなどを観戦していると、選手の駆け引きなど精神面の状態も スパートの性能に左右するようです。出し抜いた選手と出し抜かれた選手とでは、疲労の影響に差が有るのかもしれません。

スパートの駆け出しには、走り高跳びのような自分のリズムとタイミングが必要となります。差し追い込み馬が直線手前で息を入れることがありますが、これは この「スパートタイミングを作るための充電タイム」なわけですね。

最高速のギアを生かすには、「自分が理想とする状況(スピード,スタミナ,戦況など)であること。心身ともにスパートを掛ける余裕を保持している状況」が必要だということです。

ギアはどこへ行ったか?

では、なぜ そのギアが入らなかったのでしょうか?

もしかすると、武豊騎手は本当は判っているのかもしれません。 というのも、今回、私なりの敗因を探り当てたとき、 彼のコメントの中の「状態は良かったけれども、何か難しい問題が」…という言葉に改めて接して、これが実に言い得て妙な言葉に見えたからです。 これは彼の精一杯の表現だと感じました。

(私が推測している)そのギアの入らなかった理由については、 次回から2編「シロッコの陽動作戦」「息をもつかせぬ消耗戦」という感じで述べてみたいと思ってます。

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武豊

うららの部屋 【2007/05/18 06:56】
武豊武豊#中央競馬の騎手。この項で詳述。#愛知県にある地名(たけとよ)については武豊町・武豊線・武豊駅を参照のこと。----武 豊(たけ ゆたか、1969年3月15日 - )は中央競馬の騎手。血液型O、京都府京都市出身。数々の記録を持ち、「天才」と呼ばれ

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