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ディープインパクト凱旋門賞(1)一世一代の勝負に出なかった馬主の甘さ

2006/10/12 00:22 ディープインパクト論

恥ずかしながら、下書き・考察まとめ の段階ですが、前倒しで出していきます。

有馬記念編あたりでは、限られた時間で、考察という かしこまったものを書こうとして、遅れたことの反省からです。(後日、推敲整形していきたいと思います。m(_ _)m)

他に優れた考察・回顧などいくらでもあるのですが、弱小ブログの気楽さもあって ここは率直に自分の意見感想をまとめてみます。


ディープインパクトの年内引退が急遽 決定だそうですね。

まぁ、予想はしていたけどね。 クラシック3冠,春の天皇賞,凱旋門賞まで行っちゃうと、あとは格落ちのものしかありませんから。

来年の凱旋門賞やブリーダーズカップという舞台もあるのだけど、そんなものはあまり期待できないと凱旋門賞3着で思ったのでしょうか。

ここは堅く、「シンジケート」という進路を取らせて、確実に金と次世代を残すということですね。

「競走馬の資産運用」という観点からすると、 華々しい経歴を手に入れたのなら、経歴に汚点が付かないうちに さっさと引退するのが、 もっとも効率の良い方法です、キングカメハメハのように。

11戦10勝 2着一回、それで凱旋門賞3着ときて、そろそろ頭打ちだと思ったのでしょう。 株で言えば売り抜けようと、相場的には ここが潮時と、判りやすいと言えば判りやすい行動です。

私が打算的な馬主なら こう考える…

凱旋門賞の3着という結果はマイナスではないが、それほどプラスにもならないな。というか凱旋門賞で3着止まりじゃぁ、わざわざ来年まで現役続行して海外に挑戦しても (ブリーダーズカップとか出ても)、大して上積みは見込めなさそうだ。もう3歳優遇の凱旋門賞はこりごりだしね。

海外に売ることはしたくない(できない)し、これ以上に評価を上げてもシンジケートから生まれる金額の限界ってものがある。

国内のそれなら、ここで引退させて経歴に傷つけない方が、金になる。ここが利益確定の頃合だな

種牡馬入りが待ち遠しいとするにしても「凱旋門賞への挑戦を以って 引退する」としなかったあたりが、計算高いというか。

でもそれだけ「計算的に判りやすい」ってことは、この馬主って、「あまりファンとか競馬の盛り上げなどに関しては それほど価値を認めない人で迷いは無かった」ってことなのでしょう。

それよりも、私はこの凱旋門賞3着後というタイミングでの、急な年内引退発表には 「(馬主は)凱旋門賞を本気で狙っていなかったのではないか?」という疑問をさらに強くしたのです。

別に、馬主すべてにフサイチ流を求めるのも無理があるとは思うけど、それでも実績重視・ビジネス重視の馬主なら凱旋門賞は大きなチャンスであったはずで…。

ならば・・・・と私は今思うのです。

では、なぜ 凱旋門賞という一世一代の大舞台を、真剣に挑まなかったのでしょう?

前哨戦を使わなかったことは、後から言っても仕方ないだろう…という声は多くあります。 きちんと仕上がっていた、休み明けでも仕上げる方法であると力説する人もいます。

「日本は強い追い切りで仕上げるから、ぶっつけでもいいのだ。」という理論には、 調教を診ている私としては 全面的にはちょっと賛同できないのです。(もしも それが競馬に関わるプロ記者などの意見だとすれば、もっときちんとご意見を伺いたい所です。)

確かに「馬体」という身体能力面では、そうかもしれないし、 そこは否定しないのですが、ただそれは、「一般論、通説」でという前提があってのことです。

馬は、機械ではなく 生き物で、感情もあるし、性格もある。 その精神面を抜きに 調教の良し悪しをいうのは、科学的世界はともかく 現場の感覚にはそぐわないように思います。 (別に私は厩舎ムラの人間ではないけどさ)

3~4歳のころの、ダンスインザムードや、コスモバルクを思い出せる人間なら、 「ビシビシ調教をすれば、休み明けで結果が残せる」なんて簡単には言えないでしょう。急に仕上げてしまうと、精神的に高ぶりすぎてしまい 結果が出ない馬は、少なからず存在します。

ディープインパクトは、「走るのが好きで、走りたがる馬」であったし、池江厩舎は「休み明けはちょっと足らない仕上がりにする厩舎」であったことを覚えておかなくてはいけません。 宝塚記念から ずーっと実戦から離れ、凱旋門賞ぶっつけのために ビッシリと調教を消化したことも大きなポイントです。

「ディープインパクトが 自制心を超えて 走りたい衝動に 突き動かされてしまう」ことは自然な成り行きなのです。

欧州の論評の意図すること(叩き良化)とは違うかもしれないですが、やはり一度叩いておいた方が良かった気がするのです。

もし用意周到 準備万端だというのなら、一期一会 一世一代の大舞台、あの凱旋門賞で、 なぜ「一度 走らせてみるという選択肢が取れなかったのか」という理由というものは、 きっちりと納得の出来る説明を聞きたいところではあります。

宝塚記念は 優勝しましたが、私は頑固に「やはり仕上がり手前だった」と思っています。(2着 ナリタセンチュリー,3着 バランスオブゲーム との 4馬身差をどう評価するかでも違ってくるでしょうが…)

仕上げすぎない厩舎だからこそ、クラシック3冠や天皇賞は 前哨戦を踏み、立派に結果を出せたのではないか?

ディープインパクトは一度叩いて本番に臨む方が能力を全発揮できる馬」これは結果論のようですが、そう言えると思います。 少なくとも「いつもと違う環境で、いつもと違う調整にしてしまった」ことは危険が大きいものです。 だから、いつものようなパターンで 凱旋門賞も挑むべきだった と思うのです。

本当に、なぜ宝塚記念を使い、なぜ凱旋門賞の前に使わず、それでいてなぜ天皇賞に出走登録? ここからして私は、凱旋門賞の馬主側の本気度などは感じることが出来ません。

なんとなく「天皇賞 春秋制覇」「中距離G1総奪取」「古馬で年度代表馬となって引退」などという色気を持っていたのではないか?と勘ぐってしまうのです。それで検疫やら何やらの 事情を逆算して、ああなったのでないか?

「まぁ、ディープインパクトなら そんぐらい勝てるでしょ。ま、勝てなくてもいいや。 それで、秋の天皇賞,ジャパンカップあたりを勝って、年度代表馬になって引退」 それくらいの甘い考えだったような印象です。 私は ずーっと、どこか中途半端だった感じを持っていました。

「凱旋門賞は3歳馬が優遇されている」ことを知らなかったことはあるまいに、何をいまさら。 それなら「3歳馬が恵まれた賞であることは判っているが、挑んでみたい」と事前に言い放って、後から負け惜しみを言わない方が筋だろうに。 (陣営や騎手は頑張ったと思うけど)馬主側は それだけ認識が甘かった…いや、覚悟が甘かった としか言う印象を持った。

もし、馬主側が 逃げ道(国内G1の勲章・賞金など)に目もくれず、もっと真剣に凱旋門賞一本勝負で挑んでいたら、ディープインパクトはもっと違う結果を出していたと思う。

競走馬の相場として、年内引退は 好判断でしょう。 けれど、競馬という世界、馬と競馬とファンが交じり合う世界での評価としては、微妙なところです。

ディープインパクトの血族繁栄を望みたい」 のと、「もっとディープインパクトに異次元の走りを披露して欲しい」 のと、 ファンの難しい葛藤ですね。


なお、できれば、次の『クラシックと古馬の間に』も併せて読んでいただければ…。


追記

(1)天皇賞の登録
東京競馬場の検疫施設を使うために、偽りの出走登録との噂。
馬主としては、年内は無事穏便に過ごすことが最優先のため、状態と出走には神経を使うはず。
そのうえで、ジャパンカップなり有馬記念で有終の美を飾りたいところ。しかし、国内のG1戦線も甘いものではなく、果たして小遣い(賞金)稼ぎに成功するかどうか…。一応、負けても「海外遠征の氷疲れ」という絶好の言い訳が存在するが…。
せっかくのお宝が期待値の乏しい国内参戦で戦歴に傷つけるのも嫌がるだろうし、もしかすると、何か言い訳をつけて出走無く引退の可能性も。
(2)海外に売却した可能性は?
…これは推測が難しい。この馬主の行動形式からすると、金額が折り合えば可能性はあったかも。
「日本国内の競馬関係者・ファンの批判を猛烈に浴びても、割に合う それ相応の金額(100億円?)」なら、「サンデーサイレンスの血を」売却はありえたかも。(「サンデーサイレンスの血を国際的な血統にする」だとか「血の還元」だとか何とか言い訳して)
ただ、その金額には「究極のお金持ちが、究極の馬から、究極の血統作りを進めている」あのゴドルフィンぐらいしか相手がいない。
しかし、それも凱旋門賞3着で「もしかして世界最強馬!? ⇒ 世界でまぁまぁ通用する日本仕様の最強馬」となってしまって、究極好きのゴドルフィン陣営としては50億円でも買う気が無かったかもしれない。
そこで咄嗟にシンジケートを組み、50億円で利益確定することに?
(3)年内出走は どうか?
偽りの故障表明で引退も選択肢にあったかもしれないが、痛い腹を探られるような立場に立たされるよりか、年内引退という猶予期間(沈静化期間)を設けて、国内のあとは賞金稼ぎに徹するところか。
ただ、国内のG1戦線も そう甘いものではない。 とくに、仮に ジャパンカップで、シロッコやハリケーンランが招待されて、後塵を拝すことになれば、「凱旋門賞は3着とはいえ、シロッコやハリケーンランには先着した」という最後の言い訳が崩壊してしまい、ディープインパクト神話は 大きく崩壊するので、馬主側は回避する気になるかもしれない。
すると、あとは有馬記念の優勝で 年度代表馬の称号を手に入れての有終の美を飾りたい(最後は良いイメージで引退したい)ところか。
ただし、その間に空白期間は(過去の調教と成績から見て)ディープインパクトの臨戦状態に悪影響が出る危険がある。 有馬記念敗退というとんでもない結末が待ち構えているかもしれない
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