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血脈を残す哲学

2006/05/25 02:44 血統論に噛み付き

・・・なんちゃって、偉そうな題名になっちゃいました。だけど、これ以外 思いつかなかったから。

今の私が「血統というテーマで感じること」を率直に ざっくりと綴ってみました。(以前に書いたことと似通っているところもある) 例によって深夜で時間が無いので、推敲作業 無しとなってしまい、読みづらくてごめんなさい。

--(同日 10時,翌日 3時 加筆修正)--

ブランド・トレンド・・・そんなネコの目のような血統評価

先入観で その馬の能力や将来を 決めつける恐さ。 安易な血統の判断が、血脈の多様性を失わせる危険がある。

今の日本では、馬を見ずに 血統名を見る、愚かな買い手が多い・・・と思う。 短期で見切りが付けられてしまうため、血統の本質が見えないまま消えていく種牡馬も多いことだろうと思う。

この慌ただしい血統評価が、生産までがブランド種牡馬に 振り回されてしまっている気がする。 ブランド種牡馬で無いと商売にならない・・・これは非常に 財政面での危険性を高める。 生産牧場の苦しみの一つが、ここだ。

「良い馬」を作ったからと言って、直ちに評価されることは そうそう無いと思われる。(育成などの関係は、今回は省きます) そこで「市場のニーズ」に合わせた「ブランド馬」を無理して作るか、諦めるか、そういうバクチを強いられる。 それは結局、競走馬の生産が貧困になることである。

一部の血脈に圧倒されるというのは、長期的な視点で言えば 馬産界に悲劇を生む。 血脈に多様性が無いということは、血統的な素材が乏しくなること と同じであるからだ。

血統名に意義は無い、血の本質を残せ

血は永遠ではない。 交配、それ自体が 遺伝子を混合攪拌 することと同意である。 どんな優秀な馬の遺伝子も、やがて散逸してしまう危険から逃れられない。

ゆえに、ただ無為に交配を続けて、血統表に名前を残すだけでは、本質的には なんら意味を成さないのだ。名前遺して 素質遺さず・・・では、本末転倒である。

産駒の中から 血脈の本質を受け継いだ産駒を抽出し、馬産界が求める血統の価値あるエッセンスを保持し続ける意思を持って、交配を繰り返していく。それこそが血脈を維持する作業なのである。

血統簿の名前など、それは指標や資料であって、そこに遺伝としての意味は無い。 馬産界が、クロスや初仔という 迷信に振り回されるようでは、まだまだと言うしかない。 血を見出すには、やはり「馬を見る」ことに始まり、「馬を見る」という作業に行き着くのだと思う。

今の日本では、ディープインパクトという素晴らしい馬が誕生したわけだが、やはり このディープインパクトの遺伝子も やがて分散攪拌していく運命にある。

その血脈の抽出精錬作業の精度が もし悪ければ、千載一遇の「ディープインパクトの優れた遺伝子」も喪失することになるのだ。

そこで将来「ディープインパクト系」なる血統が築かれようとしたとしても、それは中身の無い 血統表上での名前だけの存在となり、期待に応えるような成果を生まないことだろう。当然、「走らない血統」という評価を受け、性急な繁殖評価から 種牡馬として失敗とされ、ディープインパクトと言えども、「血統簿上の名前だけ」の存在となってしまうことになる。

すなわち、日本の競馬の思想が貧しければ、せっかくの名馬の出現を無に帰すことになるだろう・・・ということだ。

血統と価格が、人間を変え 環境を変える・・・その恐さ

血統(と購買価格)の怖いところは、その馬を扱う人間の態度を変えてしまうことだ。

誠実さのない牧場や厩舎に、もし高馬が入ったなら、 それは丁重に扱われ、異変には素早く対応してもらえ、馬本位で出走計画が立てられ、結果も長い目で見てもらえるだろう。

もし安馬なら、それなりの テキトウな扱いを受け、せっかくの能力も発揮されないまま、使い捨てにされ、処分されてしまうことだろう。

(判りやすい例で、購買価格で入厩の可否を決めているJRA厩舎は 実在するらしい・・私は関係者じゃないから断言は出来ないけど)

求められるのは、「血統の評判に惑わされずに 馬(若馬)を見ること=素質を見出してあげること」 それが血脈の多様性を保持し、競走馬生産の本来あるべき活性化であり、また日本の競走馬の血脈を築く文化的素地と言える。 これが出来なければ、海外で実績を挙げてても、日本は「名馬の墓場」のままになるかもしれない。

追記・・・日本産馬のなかから国際的な舞台で活躍するものが出現しても、日本に血統・血脈が根付かない状態ならば、やはり「血統の墓場」には変わり無いような気がする。海外の血脈同士が日本で交わるだけでしかないならば、日本は「血統の墓場」とまではいかなくとも「極東の種付け場」みたいで ちょっと悲しい感じもする。

誰かが「ディープインパクトは日本競馬の結晶」というような表現をしたが、それは正しくない。「残念ながら ディープインパクトは不完全な結晶」なのである。父はアメリカが生んだサンデーサイレンス、母はアイルランドが産んだウインドインハーヘア。血脈で言えば、外国で育った血脈同士の馬なのだ。その点で、とてもとても純粋和製馬とは言えない。

これぞ日本の血統という種族のなかから世界で活躍する馬が現れたとき、そのときこそ日本の馬産の成功と言えると思う。

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共感してくれる人がいるって事

優希 【2006/05/31 01:45】
ブログを始めて良かったと思う事は私と同じように悩んでる人、私と言う人間を知ろうとしてくれる人に本当にちっぽけで、何も出来ない私でも知ってもらえる価値がある、生きてる意味がある、そう思える瞬間がある事・・・・

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