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ディープインパクト考察(1) 必勝炸裂の捲くり戦法

2005/12/30 23:39 ディープインパクト論

ディープインパクトは「二つの強さ」を兼ね備えた馬

一般に競走馬の(肉体面での)「強さ」という時、おそらく競馬騎乗ゲームのように「能力ポイント」とか「体力ゲージ」みたいなものを想像するのでしょうか。

ただ、このディープインパクトを考えるとき、その1次元的な強さの捉えとらえ方をすると、あまり適切ではないと思うのです。 ディープインパクトは「二つの強さが授けられた馬」だ・・・と私は考えています。これだけだと意味不明とお思いでしょうが、とにかく この馬のことを私なりに自由勝手に述べてみたいと思います

あくまで私の勝手な見方ですので、そこはご承知ください・・・。


ディープの調教構成を知る

まずは皐月賞と 東京優駿 日本ダービーの調教時計を掲げてみました。

    皐月賞 4/17(中5週)
  • _3/25 [DW不](6f)87.8-(4f)56.1
  • _3/27 [坂路](4f)61.7 なり
  • _3/31 [DW](6f)80.0-(4f)50.4-(1f)12.6 なり先着
  • _4/_6 [DW](6f)78.3-(4f)50.4-(1f)12.2 強め先着
  • _4/10 [DW]---------(3f)44.7 なり
  • _4/13 [DW重](6f)80.3-(4f)50.6-(1f)11.7 なり先着
    東京優駿 5/29(中5週)
  • _5/_8 [DW] -------(4f)59.5 なり
  • _5/12[DW](6f)87.4-(4f)55.7 なり先着
  • _5/15[DW] -------(4f)53.9 なり
  • _5/18[DW](6f)78.1-(4f)50.4-(1f)12.0 一杯先着
  • _5/22[DW] -------(4f)55.8 なり
  • _5/25[DW](6f)77.5-(4f)50.0-(1f)11.9 末一杯先着
  • _5/27[DW] -------(4f)61.9 なり

このディープインパクトの調教は、比較的に規則性があって判りやすいタイプです。 調教欄に慣れている方には、この2つの調教は、似通っていることがお判りだと思います。菊花賞もだいたい同じような感じです。

  • 「仕上げの一週前に6Fからの時計を出し、4Fを50秒台前半で通り過ぎ、最後に12秒台前半を出すことが出来る」
  • 「最終追い切りで、手ごたえに余裕のあるまま、さらに良い時計が出せる。」
  • しかもそれは全て、馬ナリかそれに近い状態で、きっちり好時計を出せてしまう。それは無理して出している時計ではない。
なお、5月18日の調教は「一杯に追って」いる表示ではありますが、失速しているわけでもないし 12秒0ですから、馬がバテている訳ではありません。 後編で有馬記念のことを述べるつもりですが、調教欄に慣れている方は、上記の調教と、有馬記念の調教を比較して見ると、何かに気づくと思いますよ・・・。

私としては、これだけで普通にG1級の強い馬であることは感じるのです。

ディープ特有の「捲くり」とは・・・

私は、調教から感じることは、もう一つあります。それは馬体が 華奢 きゃしゃなわりに、調教の本数も凄いな・・・ということです。

「この馬は頑丈な馬体である」・・・・という考え方もあるのですが、むしろ「この馬は高性能な馬体である」という感じがします。 それは、とおるさんも指摘していたとおり、競走後の疲労回復が早いことも、それを裏付けています。 むしろ、「回復が速い」と同じ意味で「エネルギー供給力」が凄いんではなかろうか・・・と思ってます。

常識的には 不利となる「 捲くり まくり」ですが、この馬の場合は、その卓越した有酸素運動能力を考慮しないと本質を見誤るような気がします。

有酸素運動の能力が高いということは、多少のペースアップの段階では、末脚に使われる(無酸素運動の)エネルギーをあまり消費しない済む。だから3コーナーで仕掛け始めた段階のスピード程度では、さほどの負担にならないのです。

他馬を捲くっている途中でも、末脚のエネルギーが さほど消費されずに済む。だから、余力充分で直線先頭に立つことができ、直線に入っても脚色が衰えるどころか、驚異的な冴えを見せるのです。

スタートが下手で、ペース能力が高く、馬格が小さめで、さらに ことさら人気とマークを背負う運命のディープインパクト。スタートで無理も出来ないし、ときに引っ掛かるし、他馬にあたり弱かったり、馬群で封鎖されたり・・・と、普通の競馬をすると危うい面があります。

この馬にとっては、「外からの捲くり」という戦法の方が、 安全に前を射程圏に捉える「確率的に最も安全な戦法」という有用な面が有るのです。

言うまでも無く、近代競馬では、自在的な先行馬が理想です。できるならば、ディープインパクトも 自在な競馬を学習する時期があってもいいかもしれません。ただ、2005年はディープ旋風に、JRAも軽率に乗ったキャンペーンという状況で、陣営は敗戦が許されない状況でした。時間も機会も余裕が無かった以上、有馬記念の騎乗は致し方ない面もあるのです。

この馬の強さの中身が顕著に現れたのが、菊花賞です。 ・・・終いの切れ味だけでもG1級なのに、道中で激しいペースの対応力では抜きん出ています。 だから、長距離の菊花賞で、あれだけ掛かりながらも、直線で驚異的な脚色を炸裂させ、菊花賞をもぎ取った。 ディープインパクトの菊花賞は、そういう次元の違う強さから得られたものだと思います。

「G1馬の切れ味」に「他馬に無い 凄いペース適応力」が上乗せされているのですから、 それは普通にG1級の強い馬という程度では(切れ味勝負にならない限り) 敵わない かなわないのは当然でしょう。

ディープインパクトの苦手な展開

逆に、このディープインパクトが(調整面を除いて)負ける危険が生まれる時。それは、「常識的なレース運びで他馬のペースのままに ゆったりと進み、他馬との終い瞬発力勝負となったとき」ではないでしょうか。

こういうときは「瞬発力」「持続力」という二つ持つ強さのうち、片方の武器をムダにしているような状態ですから、そこに隙が生まれると思います。

このあたりのことは、続編記事の「有馬記念の敗因」で述べるつもりです。

これが私の考える「ディープインパクトの凄さ」です。 近年まれに見る「普遍的強さを持った馬」だと思います。あとは(ゲートを含め)精神面と、馬体の成長でしょうね・・・。

補記

(2005年)【弥生賞】調教通信 調教帰りの逍遥馬道
ディープインパクトについて・・・。さらに「調教のサイト」として何か一つ付け加えるなら、「プール調教6周」ということが特筆すべき事項でしょう。調教を総合的に診て、これだけのことが消化できる馬というのは、「部分的に凄い」というスペシャリスト的な強い馬ではなく、距離展開不問の完璧に近い「普遍的に強い馬」という印象を持ちました。

後編に続く・・・予定(有馬記念の敗戦と今後の課題)

(2006年1月2日・記事加筆修正)
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