調教帰りの逍遥馬道で

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ITEM: 2008年12月

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【ステイヤーズ ステークス】調教通信'08

2008/12/06 12:15 調教診断通信 [調教診断 ステイヤーズS ]

≪調教指数と寸評≫

GII戦では、おおよそ《87》以上が 連対圏好走の目安となります。 馬名の前の★は、指数以外の要素も考慮した調教好印象馬。

  1. メジロコルセア
    《84》・・・調教そのものの雰囲気は悪くは無いが、長期休養明けで 短めの追い運動というのは 心細い。
  2. トウカイエリート
    《87》・・・前走と同じくらいか 幾らか上向き気配。
  3. ビエンナーレ
    《86》・・・実質的には 攻めの調教で、馬体細化が無ければ調教気配的には良い感じ。 ただ、あとはこの馬に3600mをこなす根気があるかどうか。
  4. エアジパング
    《78》・・・調教としては平凡に映るが。
  5. ドラゴンファイアー
    《83》・・・芝転向の初戦だが、軽い馬場での調教をソツ無くこなしており、問題は無さそう。 ただし、スピードの覚醒がまだ見られず、強気で恵まれた先行策でない限り 不発に終わる危険がある。
  6. トレオウオブキング
    《82(89)》・・・調教全体としては 平凡だが、一週前調教で不確定ながら《89》という指数が出ている。 また鞍上も 高望みの極端な乗り方をする 江田照 なので、信頼性は望めないものの、もしかしたらの一発性はある。
  7. マキハタサイボーグ
    《(73)》・・・調教が軽すぎて 指数は確定できず。率直に言うなら、調教は平凡な印象。
  8. メイショウクオリア
    《83》・・・普通に良い感じの調教。流れが向けば、それなりの結果も。
  9. レッドアゲート
    《89》・・・稽古駆けする部類とはいえ、併せ馬での動きが軽快で 決め手が有りそうな馬。 ただ、馬体重の変化には注意しておきたい。長距離適性があるのかどうか疑問も感じるが、展開が向いたときの一発性を秘めている。
  10. トウカイトリック
    《86》・・・潜在能力は見せているが、調教構成が慎重な印象。おそらく、前走の馬体減が影響しているのだと思われる。 指数は高めだが、パドックでの点検が必要だと思われる。
  11. ベンチャーナイン
    《87》・・・余裕の有る走りで好印象。
  12. ニシノデュー
    《78》・・・休養明けで 平凡な印象。
  13. ナイアガラ
    《83》・・・元気さ一杯の雰囲気。長距離戦は能力だけでなく、こういう精神面の充実さが 大きく作用しやすい。
  14. フローテーション
    《92》・・・調教内容そのものが 菊花賞の時よりも、充実してきた感じがある。ブック紙のTMも 私と同様に「前走以上の印象」と書いている。
  15. ゴーウィズウィンド
    《81》・・・調教の感じは悪くは無い。あとは、能力の問題だろう。
  16. メイショウカチドキ
    《74》・・・終い2Fだけの調教なのに、時計が13秒台というのは、あんまり良い印象は持てないんだけど・・・。

≪通信後記≫

長距離戦のレベルが低下しているとか、廃止や距離短縮なども一部で唱えられていますが、 それは 長距離戦の路線整備が出来ていないことや、調教技術の技量が狭い(育成牧場に頼りすぎて短距離でしか結果が出せない)厩舎の増加、 そして 気性の激しい仕上げやすい血統や 短距離適性(切れ味)血統の氾濫と依存が理由でもあります。 JRAは、長期的な競馬の振興 そして 馬の育成調教技術や文化をも視野に入れながら、今後の競馬運営を考えて欲しいと思います。

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〔告知〕ジャパンカップダートの調教通信はお休みします

2008/12/07 05:21 運営メモ

え~と、今回は 時間の余裕が無いみたいなので、お休みします。 GI戦で完全お休みってのは、意外と久しぶりなことかも。 レース自体は 調教診断のやり甲斐も在りそうな 舞台なんで、 私も参加してみたかった気持ちもあるのですけど。

先週のジャパンカップの大ハズレも、 土曜のステイヤーズSの調教通信で何とか汚名返上できたところで、 気持ちよく ちょっとお休みを頂きます。


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ダイタクヘリオス死亡の報を聞いて

2008/12/14 06:23 競馬雑記 [ダイタクヘリオス ]

ダイタクヘリオスの死亡は、ちょっと心に刺さったニュースでした。 もしかしたら、このブログを見てくれいる半数以上の方にとっては 知らない時代の古めかしい馬かもしれませんね。

私が競馬というものを初めて知ったころの活躍馬で、 調教でも レースでも 闘争心を剥き出しにするような、負けん気の強い ちょっとクセのある馬でした。 追い切りでは 掛かっていって 終いバテバテになっちゃったり、天皇賞では メジロパーマーと喧嘩レースして トウカイテイオーをも巻き込む 超ハイペースの大波乱を生んでみたり。 この馬が レースで見せる この期待通りの負けん気は、レースの面白みの一つでした。

あとこの馬には ダイタクルビーとのロマンス(?)という話題もあったりなかったり。 マイル戦線では いつものように レースで出会い 着順を争う ヘリオスルビーの2頭。 これには当然 馬なり1ハロンシアターの餌食になりました(笑)し、また この漫画が さらに火をつけた感じでしたね。

あの頃から もう10年以上も経ったんだなぁ と感慨ひとしおです。

よく競馬論議で語られる 競馬の魅力として、「最強」とか 「世界(国際競走)」とかがありますが、 そういうものってのは「一般レベル」「国内レース体系」とかいうものが しっかりと存在して、その上で初めて価値が付くような 相対的なもの です。 極論すれば、全てが 世界レベルになったら、それは全てが平凡となるのです。 つまり「最強」「世界クラス」「ハイレベル」なんてものは、競馬そのものの魅力だけではなくて、ナショナリズムやヒーロー信仰というものまでが含まれているがゆえに 熱を持つものなのです。

1990年代を思い起こすと、オグリキャップメジロマックーントウカイテイオーなどもいましたが、 そういう名馬でもないのに 「強さ」とか「見た目」では冴えないのに、ナイスネイチャホワイトストーンという なぜかファンに愛されたキャラたちが思い出されます。さっぱり勝てないのに、いや 勝てなくても いつも通りに頑張る姿が そこにありました。その健気さを ファンは称えていました。

私の好きだったライスシャワーも名馬に挙げられたもしますが、実際には この馬も 4歳(当時は 5歳表記)の天皇賞・春以降、勝てない時期が長く続きました。当時のファンの私とすれば、「勝てない」でも「好き」だったのです。その華奢な馬体と、カワイイ表情。そして 当時は 「ヒーロー潰し」として 悪しざまに 冷たく扱われていた その淋しい立場も含めて、応援したい馬でした。

ダイタクヘリオスが名馬として扱われるかどうかは判りませんが、実績は充分に残せた馬です。そして こんな昔の馬でも、ニュースとして扱われ、また あちこちのブログでも取り上げられているようです。そのくらい この馬は競馬の思い出の名俳優 ということだと思います。競馬が 普通のギャンブルと大きく異なっている 素晴らしい部分ってのは、こういう思い出を共有できることです。そういうことを このダイタクヘリオスに 改めて 示唆されたようなお思いです。

競走馬の見せるキャラクター,競走馬に投影するキャラクター。 そういうものが競馬を盛り上げて、競馬の思い出に 「彩り(いろどり)」や「匂い(におい)」を加えていくんだな・・と思います。


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【阪神ジュベナイルフィリーズ】(人気上位馬)調教通信'08

2008/12/14 06:24 調教診断通信 [調教診断 阪神ジュベナイル 阪神JF ]

なかなか余裕の無い年末進行モードのため、 ひとまずは 人気サイドの馬だけをアップしてみます。 他の馬も診れるようなら追加発信いたします。

≪人気上位馬の調教指数と備考≫

一応、人気上位順に並べてあります。 全出走馬を診ていない段階なので、どれが評価上位かまでは断定できませんが、 指数的には2歳牝馬限定GIとしては 好走警戒ラインは《86~87》以上かと推定しています。

  • ブエナビスタ
    《82》・・・松博厩舎の調教を見慣れていないというわけでもないが、 率直に言って、純粋に調教だけの観点からすると、とりわけ良い気配という感じではない。 ただ、この時期の2歳牝馬として これだけ重厚な調教が消化できるという点では、大器の片鱗を見せているとも言える。 まだ仕上げ半分の余裕残しということかもしれないが、これで勝ち負けになるようだったら、なかなかの馬かもしれない。
  • ジェルミナル 《86》・・・一週前調教は まだ本調子にまでは行かなかったようだが、 直前の当週追い切りで グンと良くなった。当日は さらに良くなってくるかも。
  • ダノンベルベール 《89》・・・反応が良くなり、時計が良化してきた。前走以上の気配。 戦闘モードが進んで 馬が敏感になってきており 本来なら輸送の影響を心配するところだが、 今回 前輸送を行い 栗東で調整してきて居る点は、好判断だと思う。
  • デグラーティア 《84(87)》・・・解析精度の事情で指数を収斂できなかったので、並列記載した (私としては 前者の指数が正解だと思ってはいる)。 調教としては モサモサと渋ったような印象(これは気配が悪いという意味ではない)。 臨戦状況としては、むしろ調教でビンビンと鋭い気配ぐらいの方が良いと思うので、 それを敢えてしないのだとしたら もしかしたら陣営は 桜花賞オークスを視野に入れた調教なのかもしれない。
  • ワンカラット 《85》・・・普通に良い調教を消化してきている印象。 ただ、この時期としては ちょっと調教量が少なめにも感じられるので、馬体重の点検はしておいた方が良いかも (できれば 4~6kg増前後までに抑えて欲しい)。
  • ミクロコスモス 《85-》・・・ん~、正味 キッチリと追いきったのは 当週追い切りのみで、仕上がりが充分と言い切るほどの材料に乏しい。 この厩舎だから、これで走ったら ハイ実はそうでしたか としか言えないが。

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【阪神ジュベナイルフィリーズ】(原指数編)調教通信'08

2008/12/14 14:43 調教診断通信

先のエントリーの追補編です。 時間が無かったので、今後の調教解析データ用として用いている 精度が粗雑な 原指数のみ列挙していきます。繰り返しますけど、これは精度に期待できず おみくじ のようなレベルですので、注意してください。

  1. カツヨトワイニング《84》
  2. ダノンベルベール《89》
  3. レディルージュ《83(89)》
  4. アディアフォーン《81》
  5. イナズマアマリリス《88》
  6. ルシュクル《75(84)》
  7. ショウナンカッサイ《80》
  8. フキラウソング《77》
  9. ミクロコスモス《78(85)》
  10. コウエイハート《80(86)》
  11. デグラーティア《84》
  12. ワンカラット《85》
  13. ブエナビスタ《82》
  14. チャームポット《78》
  15. パドブレ《80》
  16. メイショウボナール《80》
  17. ジェルミナル《86》
  18. シルクキリガミネ《70》

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〔阪神ジュベナイルF〕回顧的雑記

2008/12/14 17:56 競馬回顧 [競馬回顧 阪神ジュベナイル ]

こういう回顧記事を書くのは久々ですね。

≪1着:ブエナビスタ≫

ブエナビスタは強かったなぁ・・・。 しかも馬も鞍上も 余裕の走りで、狙い澄ましての差しきり。 あれなら中距離(2400m)までなら距離不問だろうね。

ただ、気になったのは 馬体がガレ気味に見えた点。 腰角の皮膚が薄く見えたし、脾腹もギリギリの線を越えていた気もしたし、馬体に余裕が無かったのでないだろうか。

これでも 終いはしっかり ガッシガッシと走れていたのは、馬も騎手も気負いが無く スローで息に余裕があったゆえだろうと思う。 いわばこの馬の潜在能力の高さと精神力、それと この厩舎の調教にピッタリの展開が嵌った部分は有るように思う。

今後は、まずは馬体の成長が第一。 あのままでは いずれ、素質よりも体質のせいで 能力が頭打ちになりかねない。

≪2着:ダノンベルベール≫

調教の良さが そのまま引き出された感じ。 直線でブエナビスタと併せようとしたが、相手馬の脚が豪快すぎて 間に合わなかった。 それでも3着以下にも引き離しているし、現状は ここが限界で 健闘したように思う。

栗東滞在で無かったら、こう落ち着いた競馬が出来ていたかどうか 怪しかったと思う。 焦れこまずに 8kg減は 何とか堪えた感じだろう。今のところは短中距離(マイルあたり)まで。

≪3着:ミクロコスモス≫

角居厩舎は凄い とも言えるが、どちらかというと やっぱり仕上げにちょい余裕があった気がする。 鞍上の経験不足もあるかもしれないが、反応が幾らか鈍くなった。

これは、この厩舎の仕上げに丸みを残している馬によく見られる直線だけのレースという印象。 期待馬の消耗を恐れた部分は有ると思う。その割り切った待機策で 馬がユッタリと走れていたことが良かった。 これが武豊だったとしても(追い切り代わりとして)同じような戦法・結果だったと思う。 最後の脚色は良く、4着以降との差は感じた。もっと強くなる伸びしろは充分にある。

≪4着:ショウナンカッサイ≫

一週前調教は良い気配だったが、直前調教でセーブした部分が無ければ、もっと気配が上向いていたかもしれない。 小柄な牝馬の調整に苦心したのかも。そこをプール調教で補強した感じ。 この馬なりに健闘している。今後は キッチリとした追い切りに耐えられる馬体の成長が欲しいところ。

≪5着:イナズマアマリリス≫

スタート後、しばらくして 前をカットされたのか、陣営の事前の戦略なのか、馬を制動しようとした。 控えることに執心している間に、次々を前を被せられ また 自らポケットに入ってしまった格好。

しかも騎手が必死すぎて 馬を怒らせてしまう無神経ぶり。

さらに4角では好位馬群の後方にまで退いてしまったうえ、直線でもたもた追えずか追わずか、仕掛けたのは とうとう終い1Fだけ。まともな競馬になっていない。

それでも最後に盛り返してきており、能力の高さは見せた。 本来なら 3~4馬身先に入線していたはずの内容。

こういう無茶なことは、前々に行く馬の多い2歳牝馬重賞という舞台で 競馬に慣れていない馬で、重賞でやるようなことではない。 それに調教と実戦が噛み合っていない部分も感じる。

個人的には ダノンベルベールイナズマアマリリスの馬連&ワイドの本線勝負だったので、 私は吉田豊(&陣営)に怒り心頭なのだ。

≪6着:ジェルミナル≫

レースそのもの、騎乗は悪くは無かったように思う。 ただ、馬体減が影響していたのかもしれないし、ちょっと前掛かりな走りで、直線で最後までは持ちこたえられなかった。

≪14着:デグラーティア≫

道中で手綱を引っ張り 急ブレーキを掛け、そこから外に持ち出し、左右に広がった馬群の外外外と撒くり気味に行って、ガス欠という感じ。

調子自体がどうかは判らないが、騎手の乗り方が酷い気もする。


追伸・・・来週は もしかしたら調教通信はお休みかもしれません~。


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松田 国英 厩舎

2008/12/20 14:00 厩舎ミュー鑑 [松田国英 ダイワスカーレット ]

ダイワスカーレットが変えた 「壊し屋厩舎」のイメージ
(2008年12月20日)

かつて、キングカメハメハなどをクラシック戦線で賑わせながら、故障による早期引退が相次いだことで、壊し屋厩舎のようなイメージが残るこの厩舎。 栗東坂路をハードに追い切る そのスタイルが、この厩舎の一般的イメージである。

しかし、ダイワスカーレットの存在によって、この厩舎が調教で見せるスタイルは劇的に変化したように思う。 桜花賞以降の幾戦かの調教を診ていて、「仕上げ方に余裕が出てきた」「牝馬に手馴れた」印象を感じたことが 今でも強く記憶に残っている。

(今、手元に当時の調教データなどが無いので朧げ(おぼろげ)な記憶だけで書かざるを得ないことは ご勘弁を・・・。)

もしかしたら3歳初春までは 気性的問題(掛かり気味)なことで 不本意ながらの不完全仕上げであったのかもしれない。 しかし、不完全な仕上げのつもりが、GIでも連対を外さない安定した成績を残し続けたダイワスカーレット

その「完全には仕上げに行かない」 という その余裕具合が、結果として「牝馬にとっては 無事に安定的な成績を残す」という証明をするかのような戦績を残してきた。 師は 「牝馬(ダイワスカーレット)の調教法」に何か手応えと自信を得たのだろうか。 とにかく3歳夏以降の調教の印象を振り返ると、とにかく調教の行程に余裕があり、柔和な調教が主体となっているように思う。

(一般的イメージとしては)キングカメハメハを早期引退に追い込んだ壊し屋の厩舎。 それが、闘争心が強く 体質の弱い牝馬 ダイワスカーレットで、古馬になっても順調に戦線に生き残り 最高峰のGIでも戦績を残している・・・。 その現実そのものが、厩舎の旧来のイメージを覆す 変身・進化 を証明しているといっていいかもしれない。

今年の天皇賞・秋では、平成の名勝負の一つに挙げられるかもしれないほどのライバルウオッカとの激戦。

一部では あれこれを言われているかもしれないが、
闘争心の強い(能力も意欲も高い)牝馬が、休み明けで天皇賞を勝ち負けにまで戦える状態にしたこと それだけでも凄いこと
なのである。 調教でも 一つも一杯に追いきっていない。そして出走一ヶ月も前には 既に 長めの調教をこなしている。それを見ていると、あれが仕上がり不足とか、逆に仕上げ過ぎとか、私は今でも思うことはない。

例えば、加速性能も馬力も飛びぬけたスポーツカーで、 急発進し 強力な加速をして、そして目標の地点で 寸分の狂いも無く キッチリ止まるというのは 相当に困難であろう。 それと同じことで、休み明けの気性と仕上がりと調教のバランスの計り具合は、相当に技術が要るものだと思う。

このダイワスカーレットという牝馬を いきなりの休み明けで 天皇賞という超GI格のレース。 先頭意欲を強く見せながらも 、府中2000mをライバルの同厩馬に突付かれながらも、そこを暴走ギリギリを行ったり来たりの微妙な綱渡りに踏みとどまり、そのまま異様なハイペースで逃げ込み、 あれほどの名勝負を残す仕上がりにするというのは、 そこらへんの厩舎に出来るようなものではないと思う。 それを考えたら、他の些細な問題などは 目を瞑れる程度のものだろう。

ダイワスカーレットというカワイイ孫が、強面で厳格なお爺さんを変えた・・・」と表現したら 怒られるかもしれない、まぁ・・それはあくまで 私のイメージだけども。

かつてのようなクラシックで早々と実績を残す立場ではなく、天皇賞の後遺症と今後を考慮する立場となった現在。 今度の有馬記念では 本来は勝ち気の強い厩舎であっても、それを可愛い孫のダイワスカーレットが変えてしまう(勝負に行かない)かもしれない・・。


・・・ 続きを読む ・・・


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【朝日杯フューチュリティ ステークス】調教通信'08

2008/12/21 11:04 調教診断通信 [調教診断 朝日杯フューチリティS ]

≪調教指数と印象備考≫

好走警戒圏としては、2歳冬 GIなら《87》あたりが標準になると思います。

今回は、大物の予感をさせる馬もいるが、調教は多くの馬が《85》~《87》付近で大混戦模様。 一つ狂えば、大波乱も。

  1. ミッキーパンプキン
    《82》・・・ 一週前調教の時計が一部不詳のため、指数は暫定値。
  2. シェーンヴァルト
    《84》・・・ 調教は量は熟して(こなして)いるが、 (牧場で仕上げたのか)切れを見せないままなので、イマイチ信頼しきれない感がある。 馬体重の動向に注意(8~10kg増まで)。
  3. セイウンワンダー
    《87》・・・中間で一頓挫があったようだが、その後の調教は良い気配を見せている。
  4. トウカイフィット
    《85》・・・前の馬を抜く稽古を消化。ここで控える競馬をするかも。
  5. ブレイクランアウト
    《86(94)》・・・追い切りの時計は目を惹くものがあるが、これがどういう時計なのか 判断が難しい。 どちらかと言うと、若干 稽古駆けっぽさを感じる。パドックでの馬体重や気配の点検は必須(とくに大きな馬体減には警戒)。 指数は前者の方が正確に近いと思う。
  6. トレノパズル
    《88》・・・時計以上にダイナミックな走りを見せる。潜在能力の高さは窺える。
  7. オメガユリシス
    《85》・・・調教が地味で良い気配とまでは言えないが、潜在能力は ここでも見劣りしない。 ただ、陣営が溜める競馬を意識している部分がどうなるか。
  8. ツルマルジャパン
    《85》・・・前走は凡退だが、調教は気合を見せている。本来の能力が出せる状態だと思われるので、あとはブリンカーなどの効果期待か。
  9. エイシンタイガー
    《(80-84)》・・・連闘のため、軽め調整。
  10. トップオブピーコイ
    《87》・・・近走大敗続きだが、調教では 能力を見せている。成績だけで軽視してはならない。
  11. フィフスペトル
    《86》・・・当週追い切りの時計不詳のため、暫定値。そう大きくは変わった印象は無く、順調か。
  12. ゲットフルマークス
    《87》・・・調教は良い感じ。先行気質が強いわけではないので、将来的には脚質の幅が出てくる可能性は有ると思うが、今のところ 実戦での馬群での競馬が未経験の部分がどうか。
  13. ピースピース
    《81》・・・この馬なりに調教を消化している印象。
  14. ブラストクロノス
    《81》・・・調教はそれなりに良い感じ。
  15. ホッコータキオン
    《83》・・・調教では ソコソコの能力の片鱗を見せてはいるが、陣営の調教での技術が足りていない印象で、もったいない気がする。 きっちりと この馬に見合った調教を施せば、もう少し上向くと思う。
  16. ケンブリッジエル
    《(80)》・・・終い1Fだけを追う調教しか判断材料が無いので、難しい。

≪通信後記≫

まだデビューしたばかりの馬や、デビューを控えている馬が多い、充分に実績も競走馬が揃わない この2歳冬の時期。 2歳GIの意義には、大きな疑問があります。

近年ではNHKマイルCが設置された以上、クラシックを補完するマイル競走としての意義も無くなり、結局、「馬券売り上げのためだけの なんちゃってGI」となっているように思います。

早熟を持て囃す競馬主催者や競馬ファンがいる限り、馬体が完成しないまま 勲章を求めて 故障引退や早期引退する馬が出てくることを誘発していることになるのです。


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【有馬記念】調教通信'08(1)

2008/12/28 01:10 調教診断通信 [調教診断 有馬記念 カワカミプリンセス ]

≪内枠馬の調教指数と印象備考≫

  1. カワカミプリンセス
    《88》・・・中間で調教を緩めた部分はあり、それが冬毛の出た原因のように思う。 それでも基礎的調教を充分に消化してきており、牝馬の仕上がりとしては良い印象を受けた。 馬なり調整でちょっとフワっとした部分もあったが、攻め役に促されると しっかり前向きになったので、さほどの問題は無さそう。 ただ、この馬は行儀の良い仔で、中山2500のようなトリッキーなコースには 適性が高くないのが課題かもしれない。 また横山典騎手は奇策を講じるのが好きな様であるが、この馬は そういうことよりも 正攻法が向いているように思う。
  2. ベンチャーナイン
    《80》・・・前駆の勝ったドカドカとした馬で、これが美浦W調教馬とは思えない馬格ぶり。 離れた先行3頭を外から追いつき、終いの脚を繰り出す相手馬に しっかり食い下がる追い切り、この勝負根性は 印象が良かった。 ただ、調教での能力的評価としては さほどの評価には届かないところ。 この様子だと中山2500だと捲くりをしなければならない気がするし、善臣がどこまで追える騎手かという考慮も必要な気がした。 それでも前走で内を掬う競馬を経験しているし、騎手の性格や枠からすると、内ベタからの差し足が最も狙える戦略のようにも思うし、そういう狙いで来る可能性は高いだろう。
  3. コスモバルク
    《(84)》・・・中山での追い切りは キャンターで、モッチャモッチャという単走での走り。 門別では、12.5あたりの長め単走。これだけでは判断材料に乏しい。 とくに例の牧場での調教データが無く、まったくどうにもならない。 ここに書くことかどうか違和感はあるが、こういう外厩制度に生まれやすい不審(情報不足と内部情報での不正の恐れ)を抱かせる点に モデルケースとしての自覚や気遣いも無いくせに、 公営馬への開放や内厩制度をどうこう言う資格は無いと思う。 調教手法に特に大きな工夫や変化というものは感じられず、書くことも特に無い。
  4. エアジパング
    《(78)》・・・前走から間隔も短く、馬格も小さめなので、抑え気味の調教。 仕上げるとかではなくて、調子下落を起こさないように出来を維持して 余力を優先というところか。 そのため調教としては、良い評価は出来なかった。
  5. フローテーション
    《84》・・・陣営は、モタれる癖を心配していたとのこと。 追い切りでは、内にモタれるような部分は とくに見られず、また併せ相手から抜け出して一頭になってからも しっかりと前を見て走れた。 追い切りの形としても良かった印象はあるし、追い切りも時計面では前走よりも良いのだが、 一方で 調教指数が前走から大きく落ちている点は気掛かりではある。

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【有馬記念】調教通信'08(2)

2008/12/28 03:18 調教診断通信 [調教診断 有馬記念 メイショウサムソン ]

≪中枠馬の調教指数と印象備考≫

  1. エアシェイディ
    《87》・・・追い切りで直線で強く終われる場面があったが、これは「反応が悪い」というよりも「併走状態が気に入っちゃっている」のかもしれない。 攻め役が他馬を抜くことを教え込んでいるような印象だった。併せ馬で同入や微妙な遅れになっているのは このせいかも。 中山コースは切れと素早い反応が求められるので、 この追い切りでどこまで改善できているかが課題かもしれない。
    もしかしたら、「調教では稽古の相手をしてやっているだけ。本番になれば 別の話。」などと変に物分りの良い馬なのかもしれません・・(半分 マジメな話)。 調教の評価は出来ます。
  2. アルナスライン
    《80》・・・牧場で どういう調教過程なのかは判らないけど、追い切りでは良い気配という印象ではなかった。 走りの際に右に向けてしまう姿勢とか、終い1Fに時計が掛かっている部分とか、坂路調教で起きやすい問題点がそこはかとなく感じられ、 それは中山コースでは とくに課題となるかもしれないなどと思ったりした。
  3. スクリーンヒーロー
    《(86)》・・・指数は 最近 勉強中の鹿戸厩舎の調教法の修正を施しているが、まだ精度に課題は残る点に注意されたし。 追い切りは、新馬の相手馬が主導する緩いペースに 合わせるもので、走り意欲を充填するという現代的調教か。
    余談だが、ここ鹿戸厩舎は藤澤・角居以上に 調教分析に技術を要するので、厩舎情報でごまかす一部マスコミの調教診断には注意したほうが良いと思う。
  4. メイショウサムソン
    《90》・・・追い切りの終いのモタモタはともかくとしても やはり調教過程が急仕上げの感じはする(今年始めの大阪杯の急仕上げの件を想起させる)。 なお、追い切りの終いの見ための悪さは 直接的にはあまり大きな問題ではない と判断した。
    なお、指数は高い値を出しており、それは早めの仕掛けでも大きくバテなかった部分の評価。実戦でも そういう馬の特性を この中山コースでどう現せるのかが、課題となるかもしれない。
    調教診断としては無責任かもしれないが、急仕上げ(?)を問題視するか、潜在能力(調教指数の高さ)を採るかは、当日のパドックや馬体重の動向を見てから判断したほうがいいと思う。

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【有馬記念】調教通信'08(3)

2008/12/28 10:27 調教診断通信 [有馬記念 調教診断 ダイワスカーレット アサクサキングス マツリダゴッホ ]

ひとたび仮眠を摂らせていただいた処で、いよいよ注目の外枠の調教通信の発信です。

≪外枠馬の調教指数と印象寸評≫

  1. マツリダゴッホ
    《85》・・・一週前調教の時計が一部不詳のため、指数は それ以外の調教の範囲で算出した。 休み明けの前走で或る程度 仕上げて、一度 叩かれているので、今回は前走ほどの追い切りは必要は無い。 映像では ノビノビとゆったり走れていて、良い印象を受けた。
    ただ、調教指数は好調のときよりも低い値(本来は《88》が出る馬)ことには注意したい(一週前調教の詳細が判らないのがもどかしい)。
  2. ドリームジャーニー
    《82》・・・中間を空けて抑え気味の調教なのは、ガサの無い馬体の回復を待ったものだろうか。 追い切りの様子は、集中して走れていて印象は良かった。 ただ、調教が大人しいもので、渾身の仕上げ というものでは無かった・・というのが率直な印象。 調整さえ巧く整えれば 終いで34秒台半ばを出す馬なので、今回もその潜在能力に期待しての いつもの調整という感じ。
  3. アサクサキングス
    《90》・・・今回の出走馬で、もっとも調教で気を吐いているのは、この馬だろう。 陣営は前走の切れ不足を意識したとのことで、終いをビシッと追われると、ズンズンと駆け抜けた。 頭がちょっと高い感じで 本来の能力からすれば 切れが足らない気がしたが、 一週前に騎手を乗せて追われた際には 能力通りのキレを見せているので、 これは攻め役の違いに依ることかもしれない。
    調教指数も前走よりも上昇しているし、 出走馬での調教の総合評価としては、この馬が最良のものであった。
  4. ダイワスカーレット
    《91》・・・出走馬のなかでは調教指数の最高値をマークした。 一週前にビシッと追い切り、当週はサラッと流し気味で、牝馬の典型的な調整。 脚捌き(返しの綺麗さ)に優雅さ 軽やかさを感じたのは、この馬のオーラによるものか。 本気追いが一本のみというのが ちょっと心元無いが、激戦の前走からの建て直しやら、仕上がり早の気性からすると、これで充分だとも思う。
    おそらく直線入り口からの切れ勝負だけが この馬が付け入れられる隙となると考える。 調教の気配通りなら、おそらく向正面地点で 切れ勝負の有力馬に対し 3馬身離していれば、これを差しきるのは なかなか難しくなるように思える。
  5. アドマイヤモナーク
    《82》・・・追い切りでは追われても反応が鈍く、舌越しなどもあり、意欲面でどうなのか。 でも、助手を乗せての一週前の調教は11秒台を出せており、追い切りも一部で評価の高い高田騎手によるもので、さほどの心配も要らないか。 調教だけで言えば、気配は平凡な感じは受けたが。

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有馬も終わって・・・放牧へ

2008/12/30 23:34 競馬雑記 [ダイワスカーレット ウオッカ ]

さて、今年も中央競馬のフィナーレとなりました。 今年の私個人の印象としては、とにかくダイワスカーレットだったかなぁ?という感じです。で、ちょっと カッコつけて雑文などを。


天皇賞は 休み明けやら気合の空回りやら色々な不利な状況の中で、ライバルの援護馬にプレッシャーを掛けられた上に、それでも涸れ(かれ)ない脚色で、ライバルウオッカと2cmの激闘を繰り広げました。

有馬記念は レースの主導権を強奪しにいったダイワスカーレット。 そこにカワカミプリンセスメイショウサムソンスクリーンヒーロー これらGI馬が「いざ斬らん」 とばかりに、次々と にじり寄り 刀を抜いたものの、 ダイワスカーレットは  「我に触れるな! 寄らば斬る!」と これらと全て 返り討ちに遭わせた・・・。
強さ というよりは 「どこまで奥が有るんだ?!」という驚きの戦いぶりでした。 覚醒モードのダイワスカーレットというのは、結局どこまで強いのか、未だ見せてはいません。

この2頭にとっては、お互い 同世代ということが いかにも不遇なことでもありました。 しかし 競馬ファンからすると、同世代のライバルという構図が出来上がるなんて、とても幸運なことだと思います。

これ程 素晴らしい能力と 数多いファンをもっている牝馬の2頭が、 それぞれ戦術や成績や経緯を違え(たがえ)ながら、クラシックから古馬になってまで、幾度も戦い 相見える(まみえる)なんて、 滅多に巡り合う事はありません。
「ダービーを制した牝馬」と「有馬記念を制する牝馬」が「天皇賞で激闘を繰り広げていた」・・・ こんな文章が 成立する一年は 日本競馬史上でも滅多に有ることではなく、人生の中で有るか無いかの稀有な出来事なんですよね。 このライバル関係だけは もし見逃してしまうと、おそらく一生後悔することにも なりかねない。 私は ちょっとそんなことを思っています。

この2頭が、無事に繁殖入りして、また その子供や孫たちが 競う時が 今から楽しみですね。 ああ、そういえば、これって 競馬の血統の楽しみ なんですよね・・・。
こんな素敵な時代と素質を風化させないためにも、 日本の生産界が長い目で血統を大切にできる(ふところ)の深さをもつことを願うばかりです。

血統が連なることによって、競走馬の世界は紡がれて(つむがれて)いくものなのです・・・。

・・・ 続きを読む ・・・


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